前の記事の「キッズプラザ大阪2」続き、
「やってみる階」5階の<社会>分野の紹介です。
社会問題について考える
ここは<社会>となっていますが、社会問題を考えるコーナー。身体の不自由な人が暮らしやすい社会になっているかどうか、といった問題に焦点をあてています。キッズプラザは子どもが楽しく遊びながら学ぶところなので、本格的な社会問題は扱いにくいのかもしれません。
車いす体験
ここには、なんと、男の子の大好きな電車が!!
通常、行列でなかなか体験できないコーナーです。
係員の指導のもと、大きな子は車いすを自分で動かしますが、小さな子は保護者に押してもらいます。だから、押してる方はなんだかベビーカーを押している気分。
車いすにのると、立っている人と全然高さが違います。高さが違うだけで、自動改札機に切符を入れたり、自動販売機のボタンを押したり、給水機で水を飲んだりすることが大変になります。だから、給水機の位置を低くしたり、自動販売機のボタンを低くしたり…そういった工夫が必要だねという勉強ができるコーナーでした。
幼児も楽しく体験できますが、小学生くらいの方が価値がありそうです。
点字体験
車いすコーナーの奥にある点字の世界を体験できるコーナーも、小さい子が楽しめるように、工夫されています。
手で触るだけで電車の絵かバスの絵かをあてるというようなゲームコーナーもありました。絵が彫られているので、その凹凸だけで何の絵か判断するのです。難しくて大人でもあまりわかりませんでした。
市販の商品の容器の展示もあり、あらためて、手の感触を目のかわりに使われているんだなと気付かされました。
大人の方が勉強になるコーナーかもしれません。
「子どもの街」を通って4階へ
5階からは、チューブスライダーで下の階へシューと滑っていけるのですが、身長制限100センチ以上という決まりがありました。私の子どもは滑り台が大好きなので、滑りたがりましたが、身長が足りず、滑れませんでした!
でも、楽しい「こどもの街」の階段や迷路のような道を通って下の階へ降りていけます。
「こどもの街」はオーストリア出身のフンデルトヴァッサー氏がデザインしたカラフルで楽しい街です。不思議な曲線が多く、建物の窓、回廊、すべてがかわいらしく調和がとれています。ロッククライミングのようによじ登れる壁、吊り橋などもあり、子どもが体をめいいっぱい使って楽しめる空間になっています。
そんな楽しい「こどもの街」を通って4階におりるといよいよ「あそぼう階」です。
「あそぼう階」のことは、次の記事に書きたいと思います。